VIA EPIA-5000 ファンレス静音PC
 春頃から話題になっているVIA EPIA-5000(EPIA-E533)で静音PCの製作に挑戦してみました。
実は,現在稼働している自宅サーバの電源ファンが結構うるさくて気になってたんですよね。
EPIA-5000は低消費電力で有名なVIA C3がオンボード(!)で,しかもファンレスなんです。電源もACアダプタを使えば完全ファンレスが実現できそうです。これは期待が持てますな〜。 (2002/10/05)

 ビックリするほど小さな箱に入っています。このマザーボードの大きさは,なんと17cm×17cm。
MINI-ITXという規格なんだそうです。
マニュアルはこちら(PDFファイル 約4MB)
もう少しサイズの小さなOperating guidelinesはこちら(PDFファイル 221KB)

VGA,SOUND,LAN等はすべてオンボードです。もちろんCPUまでオンボードで値段は1万円ちょっと。
CPUにはご覧のように大きなヒートシンクが付いています。

 Cubid 2688R というACアダプタ電源を使うEden専用ケースを買いました。ケースのサイズは,
(WxHxD): 295mm x 63.5mm x 273mm。
ACアダプタの容量は約60Wです。
お値段は1万2千円くらい。

"完全ファンレス"を目指してたんですが,排気用ファンが2つ付いてました。
一応"静音ファン"らしいのですが・・・。
もしかしたら,動かさなくても平気かも。
(左)ケース全面にはUSB端子が2つ
(中)通常サイズのPCIスロット×1が利用できるライザーカード
(右)スリムタイプ光学ドライブの専用コネクタをATAPIに変換するアダプタ
ケース内部。拡張ベイ構成は薄型5インチ×1+薄型3.5インチ×1+3.5インチ(シャドウ)×1。
(右)DC12VからATX用各種電圧を作るDC-DCコンバータ

 ではいよいよ組み立ててみましょう。
CDドライブもFDドライブ(USBのが必要なんだって)も無しでHDドライブ(40GB,5400rpm)だけにしました。 右のサムネールをクリックすると10倍速で組み立てます(笑)。
ケース全面にLAN用のLEDがあるんですが,マザーボードにこれを取り付けるピンはありませんでした。(^_^;)

 以前組み立てた"パーツむき出しPC"から電源を借りてCDドライブをつなぎ,Windows2000をインストールしてベンチマークをとってみました。
C3はCeleron300〜400程度の能力だと聞いていましたが,やはりその通りの結果です。
でも,Webブラウジングやビジネス用途なら十分使い物になりますね。
そうそう,ケースファンの音もほとんど気になりません。
さて,得意のVine Linuxを入れて24時間稼働のサーバ機にしてみようかな。



【VIA Eden 関連リンク】
VIA純正のファンレスMini-ITXシステム"Eden"販売開始!(ASCII24>Akiba2GO!>Akibaニュース)
ファンレスのEden規格含むCPUオンボードMini-ITXマザーが登場(AKIBA PC Hotline!)
VIA Technologies,Inc.(メーカーサイト)
パソコン市場に聖なる園をもたらすか? VIA Eden登場(MYCOM PC WEB)
ファンレスマザーボード「EPIA-E533」活用記(PC Watch)
Edenで"静音PC"を自作してみました(ZDNet NEWS)
PC奮闘記:静音PCブームに乗って。ファンレスPCに挑戦!
どこよりもビミョーに詳しいVIA EPIA-C800
mini-itx.com




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